亀が肺炎と水カビ病を併発した時の治療方法と治療費のまとめ

生き物
スポンサーリンク

お迎えして数週間のニホンイシガメが肺炎と水カビ病(真菌性皮膚病)の疑いで動物病院で通院した経験から、動物病院に行くまでの経緯と、完治までの治療内容&費用をまとめました。

この記事を通して、

飼育している亀が病気になった・・・

最近亀の調子が悪いかも?

と心配している方の参考になれば幸いです。

覚えている限りの内容を書いたつもりだけど、一部抜けてたり記憶違いだったりするかもしれないから、鵜呑みにせずに参考程度にしてね。

体調が気になったら、ネット情報だけじゃなくて、動物病院で専門家の意見を聞きにいこう。

 

スポンサーリンク

宣伝:本記事は動画でも見ることができます

ニホンイシガメの肺炎と水カビ病が完治しました(https://youtu.be/1DcP5klwhHs

 

スポンサーリンク

動物病院に罹った経緯:症状としては鼻からピーピーと異常音

庭で散歩しているニホンイシガメ

2021年の夏にニホンイシガメをお迎えしました。

お迎えして2〜3週間は屋外のケージで飼育しており、飼い主に慣れてもらうのと運動不足解消も兼ねて、休日で天気が良ければ庭を散歩させるようなルーティーンでした。

散歩させるといっても、放っておくと敷地外まで逃げようとするので、脱走寸前に亀を捕まえて移動させるを繰り返している格好です。

いつものように脱走寸前の亀を持ち上げた際、
イシガメから「ピーピー」とかすかに音が鳴っているのに気づきました。

よく近づいて観察すると音は鼻の方から出ていたので、気になってネットでざっと症状と関連する病気を調べ、肺炎の可能性があるとのことで、急いで動物病院に連絡して診てもらいました。

色々な飼育本でも書いてるけど、お迎えする前に爬虫類を診てくれる動物病院を調べておくと、いざという時に焦らないで済むのでオススメだよ。
一応クレジットカードも使えるか病院のサイトとかで確認しようね。(治療費が全額自己負担なので大体の動物病院で使えるようになってるはず・・・)

 

動物病院での診断結果と治療内容

獣医師に聞かれた肺炎を判断するための5つの質問

初診時のレントゲン写真。左の肺が右の肺に比べてやや白いとのこと。

呼吸音の異常が見られて早速動物病院に連れて行きました。

爬虫類も診れる病院ですが、今回は予約なしの受診だったので病院で受付してから2時間ほど待ちました。

やっと順番が回ってきた際に獣医さんから聞かれた内容は(覚えている限りで)以下の通りです。

【獣医さんから聞かれたこと5点と今回の状況】

  • 拒食していないか?
    -> 該当あり。飼い主が見ている間は食べないが、見てない間に川エビを食べる程度。
  • 常に水の中に潜っていないか?
    -> 該当なし。陸上で日光浴をしているところを頻繁に確認済み。
  • 泳ぐ時に体が傾いていないか?
    -> 該当なし。目に見えてわかるような目立った傾きはない。
  • 呼吸時のピーピー音の頻度は高いか?
    -> 該当あり。注意して聞けば気付く頻度で音が鳴っている。
  • 水温は低くなっていないか?
    -> 該当あり。天気の悪い日が続いていたので夜間に冷え込むことがある。

その日は混んでいましたが当日にレントゲンを撮ってもらって、待合室で待つことさらに30分、
診断結果は「肺炎の疑い」と「皮膚感染症の疑い」の2点でした。

レントゲン写真も見せてもらいましたが、正直素人目には「言われてみれば片側が白っぽいかな・・・」という程度で分かりません。

獣医さんからは、よっぽど進行していない限り肺炎と確定することは難しいらしく、「肺炎かも?」で治療を進めることが多いとのことでした。

また、治療も亀の自然回復力に任せる部分が多いので、
逆に明らかに肺炎と分かる状態はかなりヤバい(手遅れで死ぬケースが多い)ようです。

皮膚感染症はイシガメの手の付け根に一部白っぽいものが付いていたので言われました。

初診はなぜか皮膚病のことを詳しく検査しませんでしたが、その後通院した時に菌性の皮膚病(いわゆる水カビ病)であることがわかりました。

皮膚病の検査は白い斑点が軽度で、肺炎治療を優先する方針だったから後回しになったのかも?

肺炎と皮膚病を治療するための6つの治療方針

診断結果後の治療方針としては以下の6点を説明されました。

【治療方針】

  • 抗生物質を投与して進行を防ぐ
  • 継続的な内服薬の投与
  • 点鼻薬による呼吸の改善
  • 皮膚の消毒
  • 保温のために屋内へ移動
  • 10分程度の定期的な温浴(35℃)

説明を受けた後、まず注射で抗生物質を打って、点滴&強制給餌により足りないと思われている栄養を直接体内に入れてもらいました。

このまま食べる量が少ないままなら入院も検討できたようですが、まだ進行に余裕があるとのことだったので、屋内で保温して餌を食べてもらい、回復は亀の持つ自然治癒力に任せてみることに。

会計の時に病院から処方されたのは内服薬と点鼻薬の2点でした。

内服薬の内訳を聞いてみたところ、抗生剤や消炎止血剤、整腸剤がまとめて入っているものとのことです。消炎剤は炎症を抑える効果があるようですが、整腸剤はよくわかりませんでした。

点鼻薬は鼻水を止めて呼吸を楽にするために処方されましたが、「水に入るとほぼ流れる」とのことだったので、ないよりマシな位置付けのようです。

「内服薬は亀が口を開けたら飲ませて下さい」って言われたけど、素直に口を開けることがほぼないからめちゃめちゃ難易度が高いよ。

幸いにも家に帰って保温したら少しずつ食べてくれたから、途中から餌に染み込ませて与えたよ(後で聞いたら「飲まないより良い」とのこと)。

屋内飼育に切り替えるにあたって新しく準備したもの

保温のために屋内に移動するにあたって色々機材を準備しました。

まずはケージですが、我が家では1階が24時間エアコン稼働だったので、リビングにつながる玄関前に自作しています。

このあたりの話は移動式屋内飼育ケージを作った記事にまとめているので、よければ参考ください。

室内飼育だとどうしても太陽光が足りず、皮膚の殺菌がしにくくなってしまうので、
新しくLED式の紫外線ライトも導入しました。

ケージ全体を照らすにはやや光の量が不足していますが、一時的な避難飼育でバスキングスポットとして活用する分には十分かと思います。

また、エアコンの保温だけだと冬場は室温が28度もいかないので、紫外線ランプとは別に同じシリーズで保温ランプも導入しています。

照明類はタイマー制御で日中に8時間ほど点灯するようにしています。

獣医さんから水温は28度以上をキープするように指示が出たので、新しく亀用のヒーターを導入しました。

種類はなんでもよかったのですが、今回はジェックスさんの『カメ元気オートヒーター』を購入して、24時間稼働するようにしています。

4ヶ月以上経過した今でも大体28〜29度ぐらいの範囲で保温してくれています。

ユーザー登録すると2年間保証されるので、今シーズンが終わったらどこかに保管しておく予定です。

自作ケージの材料代とか全部合わせて大体1.5万円ぐらいだったと思うよ。

照明が保温と紫外線で2つ必要だったから一番お金かかったかな。

イソジン薬浴の方法

薬浴中のニホンイシガメ。濃度は鶴瓶の麦茶パック2周目ぐらいの薄さ。

皮膚の消毒は市販のイソジン(うがい薬)でもOKとのことだったので、初回は市販のイソジンを使いました。

イソジンの使い方としては以下の通り。数値的な濃度に関しては獣医さんから聞いた内容ではなく、後から公式サイトで調べたものです。

【イソジン薬浴の方法】

  1. 亀の全身が入る容器に水を入れる
  2. 薄い麦茶の色になるまでイソジンを入れる
    イソジン公式サイトでは15〜30倍に薄めるとの記載あり)
  3. 数分程度の薬浴をさせる
  4. イソジンがついた状態で30分程度乾燥させる

濃度のことは割とアバウトに言われたけど、乾燥は獣医さんから念押しされたよ。

実際には、バケツの中に溜めた35℃のお湯にイソジンを混ぜた後に生体を投入して、お湯が冷める頃にバケツの中身を捨てて、そのまま30分以上乾燥させる感じで運用してたかな。

日中、日光浴で乾燥できるならそっちの方が紫外線でも殺菌できて良いかもね。

 

治療期間と治療費の内訳

皮膚病の位置。腕の付け根に白い点が1箇所確認できる。

0日目:初診(12,000円)

初診の費用は以下の通りです(特定防止のため500円単位に切上げ表示しています)。

No内容金額
1初診¥1,000
2予約外診療¥1,000
3レントゲン検査(3枚)¥4,000
4皮下点滴¥1,500
5抗生剤注射¥1,000
6強制給餌¥500
7内服薬¥1,500
8点鼻薬¥1,500
ニホンイシガメの1回目の治療費(100円以上500円単位で切上げ、税抜き表示)

初めて猫以外の動物を診てもらいましたが、猫と爬虫類で大きく治療費は変わらない印象です。

当たり前の話ですが、お迎えする生き物がお値打ち価格だろうがすごく高額な子だろうが、同じ病気になれば同じだけ費用がかかります。

4日目:経過観察(3,000円)

初診の時に入院保留としていたため、早めの経過観察をしました。

No内容金額
1再診¥500
2皮下点滴¥1,500
3抗生剤注射¥1,000
ニホンイシガメの2回目の治療費(100円以上500円単位で切上げ、税抜き表示)

幸いにも室内で保温している間に餌を食べてくれていたので、念のための点滴と抗生剤投与だけで様子見で良いとの結論に。

皮膚病に関しては、発見していた小さな白い点がほぼ消えかけていたので、このまま薬浴を続けるように指示がありました。

11日目:肺炎完治、水カビ病治療開始(8,500円)

前回で状態が改善に向かっていたので、1週間空けて肺炎がどうなったか検査してもらいました。

No内容金額
1再診¥500
2レントゲン検査(3枚)¥4,000
3皮膚染色検査¥1,500
4外用薬¥1,000
5内服薬¥1,500
ニホンイシガメの3回目の治療費(100円以上500円単位で切上げ、税抜き表示)

レントゲンは前回と同じアングルで3枚撮って、前回の結果と比較していました。

左右で陰影に差は見られないとのことだったので、この段階で肺炎の方は完治とのこと。

ただし、皮膚病に関しては前回診察したところと違う場所に白い斑点が出てきていたので、ここで初めて白い部分を取って検査をかけたところ、細菌性であることが判明しました。

医療用のイソジンがあるがどうするか聞かれたので、外用薬として一応出してもらうことにしました。

市販薬との違いは基本的には医療用の方が濃度が濃いとのこと。

25日目:水カビ病完治(500円)

肺炎の方は完治して緊急性が低くなったので、今度は2週間空けての再診です。

No内容金額
1再診¥500
ニホンイシガメの4回目の治療費(100円以上500円単位で切上げ、税抜き表示)

すでに医療用のイソジンのストックが切れていたので、途中から市販のイソジンで治療していましたが、完全に白い斑点が消えて綺麗な皮膚になりました。

皮膚病も完治とのことなので、特に治療や処方もなく、晴れて全ての症状が完治となりました。

ちなみに、念のため冬眠は控えたほうが良いかと確認したところ「調子を崩した後の冬眠はリスクが高いので、今シーズンは室内飼育の方が無難」とのアドバイスが。そりゃそうだよね。

 

まとめ:今回はたまたま治療が間に合っただけ

給餌中のニホンイシガメ。給餌量を把握するために一粒ずつ与える方式に変更。

といった感じで、今回は屋外飼育しているニホンイシガメが肺炎になった際に治療した内容と期間・費用を思い出しながら紹介しました。

【本記事のまとめ】

  • 亀の鼻からピーピーと異音が聞こえたら早めの受診を!
  • 進行していない肺炎は見つけにくいが、逆に見つけやすい肺炎はかなり深刻
  • 進行していなければ投薬と保温による生体の自然治癒力アップで完治が見込める
  • 皮膚病は薬浴が有効。市販のイソジンでも治療可能
  • 治療開始から完治までの期間は約1ヶ月。治療費は約24,000円

今回病気にしてしまった原因は色々考えられますが、『お迎え後の急激な環境変化によるストレス』と『撒き餌で給餌量の把握できずに体重が落ちた』ことによる免疫低下があるようです。

少なくとも撒き餌で食べないなら温度を上げて、食欲をうながしてから少しずつ与えるようにすべきでした。

この記事を書いているのはまだ冬なので、春になって屋外に移す時はできるだけ様子を見ながら環境を移行していこうと思います。

ちなみにこの後、今後万が一が会った時の治療費のこともあるのでペット保険を検討してみたけど、結論から言って不要だと思ったよ。

この辺りの考え方は爬虫類にペット保険が不要だと思う理由でまとめているので、もし興味があれば参考にしてみてね。

 

生き物
スポンサーリンク
ささき家の休日

コメント

タイトルとURLをコピーしました