カメの屋外飼育用の排水口付き水槽の作り方【脱走&防獣対策付き】

ものづくり
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ミドリガメやクサガメなどを室内で飼育しようとすると水替えの手間や臭いの問題がつきものです。

今回は屋外で水替えが楽々に飼育できる(と思われる)ケージを自作してみましたので、作り方をご紹介します。

 

亀を飼育するために最強の屋外対応ケージを自作しました

 

完成イメージ

水棲亀飼育用屋外対応ケージ

イレクターととろ舟を改造して排水口、防獣ネット付きの飼育ケージが作れます。

制作時間は大体3時間ほどです(接着剤の乾燥時間含まず)。

 

基本材料はとろ舟とイレクターパイプ

作成した時の合計費用は13000円程度(工具代含まず)でした。

風呂栓が地味に2000円程度と高額なので、塩ビジョイントとゴム栓で代用すればもっと安くできそうです。

材料一覧

イレクター / プラスチックジョイント / サンアロー接着剤 / バーベキュー網

準備する材料は以下の8点です。

  • イレクターパイプ 直径28mm × 12m分
  • イレクタープラスチックジョイント
     J-4 コーナージョイント × 4個 (J-119でもいいです)
     J-5 コーナージョイント × 10個
     J-12A 中間ジョイント × 6個
     J-59C 繋ぎジョイント × 4個
     J-147 ヒンジ回転ジョイント × 2個
  • サンアロー接着剤
  • とろ舟
  • バーベキュー網
  • 耐候性結束バンド
  • ゴム栓付きウラネジ風呂栓
  • バルブソケット+L字パイプ

イレクターパイプ / プラスチックジョイント / 接着剤の三種類は矢崎化工さんで販売されています。

Webでも購入できますが、大体全国どこのホームセンターでも取り扱いがあると思うので、建材コーナーあたりを探してみて下さい

風呂栓は通販で購入した方が安いです。

栓の呼径は排水スピードによりお好みで良いですが、大きすぎると穴あけが大変になるので、25〜40mmぐらいのものにしておきましょう。

 

 

工具一覧

SK11 パイプカッター(Amazonで購入)
  • パイプカッター
  • ニッパー
  • 電動ドライバー
  • ホールソー(電動ドライバー取り付けタイプ)

普段からDIYをしている方なら、新しく購入するのはパイプカッターぐらいです。

ホールソーは風呂栓の径に合わせたものを選んでください。

 

 

参考図面

屋外飼育ケージのラフ図

黒色の線がイレクターパイプ、青色の線はジョイントを示しています。

大きさ的にはちょっと背の低いバーベキューセットのような感じです。

 

イレクターパイプを加工する

パイプカッターで切断している様子(この後20本近く切断します・・・)

パイプカッターを使ってイレクターパイプをとろ舟に合わせて切断します。

この時、とろ舟の外径ピッタリに切断すると2mmほど隙間ができてちょうど良くなります

そこまで精度良く切れない方は、外径より5mmほど長めに切断してください。少なくとも組み立てた時にとろ舟が入らないということはなくなるはずです。

ちなみにパイプカッターの種類によりますが、1000円程度のもので切ろうとすると切断1回あたり2〜3分かかります。

合計の切断回数は少なくとも20回以上必要なので、切るだけでも1時間は作業時間を見積もっておいた方がいいです。

佐々木寿入
佐々木寿入

この作業中は手の平に力がかかるのでまめができて怪我をすることがあります。作業用手袋をつけるか、良いパイプカッターを購入することをオススメします。

 

イレクターパイプを組み立てる

仮組み中の屋外ケージ

参考図を頼りに切断したパイプ同士をジョイントで繋げていきます。

確認するポイントは以下の2点だけです。

  • 平な面に置いた時にガタつきはないか?
  • とろ舟は入るか?

ガタつきがある場合、足場のパイプを削ったり切断して地道に調整します。

とろ舟が入らない場合、最悪1cm程度ならパイプをジョイントに差し込んだ状態から少し浅くするだけで対処できますが、当然強度は低下するのでバランスを見極めながら調整する必要があります。

 

保護ネット代わりのバーベキュー網を取り付ける

バーベキュー網を結束している様子(ヒンジ回転ジョイントの両端で結束)

開閉式の蓋に耐候性の結束バンドを使って保護ネットを取り付けます。

開閉式の蓋を可動するためにJ-147 ヒンジ回転ジョイントを使用していると思うので、まずはこのジョイントの両端を挟み込むように結束します。

こうすることでジョイントが固定されて蓋の位置がズレにくくなります。

ちなみにバーベキュー網は時間の経過とともに錆びてくるので、気になる方は同じサイズのメッシュパネルを取り付けた方がいいようです。(YouTubeのコメントを参考にしました)

 

 

とろ舟に排水口を取り付ける

底面に風呂栓用の穴を開けたところ(ホールソーの径が足りないためやすりで削りました)

お次はとろ舟の加工です。

まずは底面に排水口を取り付けるため、ホールソーで排水栓が入るように穴を開けていきます。

ホールソーを持っていない方は最悪ドリルで複数穴を開けて、ニッパーとやすりで整えていけば何とかなると思います。

雨が降って増水した時のために、オーバーフロー用の塩ビパイプを取り付けます。

パイプの高さはとろ舟の容量に合わせて調整しましょう。

また、ねじ山にシーリングテープを5〜7周ほど巻きつけると、継ぎ目からの漏水を防ぐことができます。

佐々木寿入
佐々木寿入

設置するとろ舟の容量が60Lだったので、その3分の2の40L入る位置に取り付けました。

 

イレクターパイプとジョイントを接着する

パイプとジョイントの継ぎ目に接着剤を流し込んでいる様子(液垂れ注意!)

とろ舟のサイズや排水口の位置に問題がなければ、イレクターパイプとジョイントを接着剤で固定していきます。

接着剤を流し込む面を上向きにし、ジョイントとパイプの接合線に沿ってぐるりと1周流し込みます。

上向きにする必要があるので、ある程度乾いてから上下左右前後の6面で接着していきます。

接着液が垂れた場合はすぐに拭き取って下さい。

樹脂を溶かして溶着するため、そのまま放置していると液垂れした形で跡が残り、見た目が非常に悪いです。

外に設置する場合、この接着をしっかりしておかないと、雨が降った時にパイプとジョイントの隙間に水が入り込み、パイプが劣化する可能性があります。

移動する時も崩れて危ないので、「後で分解するかも・・・」という気持ちは持たずに全箇所接着します。

パイプは切断すれば流用できますが、プラスチックジョイントは基本的に使い捨てです。使い回したい場合は高いですがメタルジョイントを使いましょう。

 

おわりに

といった感じで、今回は亀を屋外で飼育するために保護ネット&排水口付きの水槽の自作手順をご紹介しました。

実際に何度か注水してテストしているので、必要最低限の機能は使えることは確認できています。

今回はカメ飼育用に作ってみましたが、ネットの部分だけ応用すれば野良猫に狙われやすいメダカの飼育にも使えそうですね。

残念ながらまだ生体をお迎えできていないので、実際に運用してみると改善点が出てくると思いますが、その時はこの記事に追記する形でご紹介しようと思います。

また、水槽内部のレイアウトや、剥き出しのパイプの装飾をどうするかという課題も残っています。

今後暇を見つけては少しずつ作っていくつもりなので、また完成したら別に動画化&記事にしてみます。

 

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