水替えが楽な水棲亀専用の移動式屋内飼育ケージを自作する

ものづくり
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ミドリガメやクサガメなどをミズガメを室内で飼育する場合、どんなに水の容量が大きな水槽で育てても、頻繁に水替えを行わないと食べ残した餌などの臭いがこもりがちです。

今回は、私の飼育しているニホンイシガメの冬越え用に、毎日の水替えが楽になる屋内飼育ケージを自作したので、作り方を紹介します。

この記事は以下のいずれかに該当する方向けです。

  • 陸性の強い水棲亀(ニホンイシガメ)を飼育している方
  • 水棲亀を屋内で飼育するためのケージを探している方
  • 屋内飼育時の水場の水替えを楽にしたい方

 

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宣伝:本記事は動画でも見ることができます

YouTube動画:亀を療養するために移動式の屋内飼育ケージを自作しました【DIY】
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完成イメージ

下駄箱の下から引き出した状態の移動式ケージ
下駄箱の下に収納した移動式ケージ

自宅玄関の下駄箱の空きスペースに収納可能な移動式飼育ケージです。

普段は下駄箱の下に収納されていて、収納時は下駄箱の影がシェルターのような役割を果たしています。

ライト類を取り付けてケージ内を照らすため、ケージの半分程度は下駄箱の下から飛び出ています。出かける前に気軽に様子を確認できるので、生体の異常に気付きやすいのが非常に良いです。

 

材料一覧

とろ舟

ホームセンターで購入した容量30Lのとろ舟

今回の飼育環境は幅65cm × 奥行き40cm × 高さ15cmの30Lタイプのとろ舟を使用します。

小柄なニホンイシガメのオスといえど、終生飼育を考慮すると過去に自作した屋外飼育ケージのような2倍以上の容量のとろ舟が必要となりますが、今回は玄関に設置するので空きスペースが限られることと、冬眠しない間の最大半年間の仮住まいであることを考慮して、一回り小さなとろ舟を選択しました。

成長したメスの亀のなど、甲長で30cm以上あるような水棲亀の場合はこのケージだと狭すぎるので、より大きな60Lサイズや80Lサイズのとろ舟を選ぶようにして下さい。

洗い物桶

ホームセンターで購入したステンレス製の洗い桶

水棲亀を飼育する場合は水場が必要です。

先程紹介したとろ舟ごと水場にすることも考えたのですが、水換え頻度を増やして常に綺麗にする場合、毎回水抜き用のポンプで排水して、バケツを何杯も往復して注水するという行為がなかなかに辛い作業です。

なので今回は、とろ舟の内側に手軽に持ち運べるサイズの洗い桶を設置して、毎回洗い桶ごと持ち上げて水の交換するようにします。

ホームセンターのキッチンコーナーなどを覗いてみると色々なタイプの洗い桶が売っていますが、洗い桶に求める条件は以下の通りです。

  • 金属製であること
  • とろ舟に入るサイズであること

金属製にした理由としては、亀用の水中ヒーターを設置するためです。

水中ヒーターの説明書を見ると樹脂容器での使用は推奨されていませんので、火災リスクを減らすために金属製にして万が一があっても燃えないようにする必要があります。

洗い桶のサイズはとろ舟にさえ入れば縦長でも横長でも構いませんが、洗い桶の高さが高すぎると亀が水場に入る時に天井の脱走防止用網に接触して入れなくなる可能性があるので、とろ舟のサイズに合わせて調整して下さい。

とろ舟本体ではなくケージで天井をかさ上げすることで多少高さがギリギリでも調整は可能です。

カット済み木材+適当な流木

使用する木材(カット済み)

2×4材をとろ舟の外径に合わせてカットします。

今回は下駄箱の下に移動収納できるようにするので、高さ寸法は以下の計算式で計算します。

床から下駄箱下までの高さ ー キャスターの高さ ー メッシュパネルの厚さ = カット寸法

切断時のクリアランスは設置時の干渉状況に合わせて調整して下さい。

タイルを敷いた玄関であまりギリギリな寸法にすると、移動する際にキャスターの振動で下駄箱の下面に接触する可能性がありますので、5mm程度は余裕があるようにしたほうが無難でしょう。

参考として、私が実際にホームセンターで切り出してもらった時の寸法図を載せておきます。

作りたいケージの大きさに合わせて適宜寸法は調整して下さい(OSB板の厚みは9mm想定です)。

切り出した木材の寸法表

メッシュパネル+配線留め

メッシュパネル 45cm×60cm
ケーブルステップル

ケージの蓋になるメッシュパネルと、メッシュパネルの片面を固定するための配線留めを準備します。

私の場合、メッシュパネルの大きさはケージサイズより一回り小さく、とろ舟の上面より大きいものを選びました。

今回使った30Lのとろ舟だと45cm × 60cmのメッシュパネルがピッタリサイズです。

配線留めはメッシュパネルの固定用に購入しましたが、見た目を気にしなければ結束バンドでも十分なので、お好みで選択して下さい。

ウレタンキャスター

ハンマーキャスター 420G-UR 25mm

移動式ケージなので底面に取り付けるキャスターを準備します。

製品はなんでも良いですが、屋内に設置する場合は傷跡がつき難いウレタンを巻いた車輪を選択することをオススメします。

私は下駄箱下に収納するので高さがなるべく小さな製品を選びましたが、小さくなるほど耐荷重が小さくなる傾向があるので、破損を避けるためにも、取り付けるキャスターの耐荷重の合計値が、水や生体を入れた時のケージ全体の重さを十分下回るようにして下さい。

床材(玉砂利)

ホームセンターで購入した和風玉砂利(10kg)

水棲亀の飼育でよく見る床材といえば、小亀の場合は砂利、大きくなった亀の場合は水場の中にレンガや大きめの石、吸盤で側面に貼り付けできる人工陸地が挙げられます。

今回はとろ舟の中に洗い桶を設置するので、生体が洗い桶の高さまで登れるように、ある程度厚みを持たせて床材を敷きました。

普通の細かい砂利や赤玉土などでも良いのですが、ケージを丸洗いするときの手間を考慮して、ホームセンターで粒の大きなガーデニング用の玉砂利を準備しました。

小さな粒の床材と比べて石と石の間の隙間が大きいので、通気性がよく、保温ライトを当てた時にいい感じに蓄熱してお腹から温めてくれる効果があります。

ケージを組み立てる

底面を組み立てた様子

切断した木材を組み立てていきます。

底面をスノコのような構造にし、その外側にOSB材などの木板を貼り合わせます。

高さに余裕がある場合は横方向からネジを止めるような構造ではなく、底面からネジ止めするように組み立てると強度が増します。

木材を組み立てた状態。右側に板が取り付けられていないのは後でとろ舟を収納するため

おおよその枠が組み上がったら1×2材で囲いを作って天井部分に取り付けます。

上部の囲いはメッシュパネルを取り付ける用です。

側面の板の高さと囲いの高さを調整することで、床材から天井までの高さを変化させることができます。

下駄箱の下に収納する必要がない場合は、床材から天井まで亀の横の甲長分以上空けるように組み付けすれば天井につっかえるようなことにはならないと思います。

キャスターを6箇所に取り付け

底面には対荷重10kgのキャスターを6箇所に取り付けました。各キャスターに均等に荷重がかかるなら60kgは耐えられる想定です。

30Lのとろ舟を満水にしても30kg程度なので、多少ぐらついて重心が寄っても破損しないで使えるでしょう。

最後にメッシュパネルやライト類を取り付けて完成

完成したカメ飼育ケージ(拡大)

外枠が出来上がったらとろ舟を収納して、メッシュパネル、クリップライトを取り付ければ完成です。

写真は私の場合のレイアウト例で、洗い桶と床材の間にレンガを積み重ねて、洗い桶を取り外した際に床材がこぼれ落ちてこないようにしています。

保温ライトや紫外線ライトは以前レビューしたゼンスイ マイクロンシリーズを使用しました。

クリップ部分からライトまで2段階のアームで角度を調整できるので、今回のようなケージからくの字にライトを照らす必要のある設備にも対応しているところが採用ポイントです。

ライトを取り付けるためのクリップステイは拾った流木をケージの側面にねじ止めしたものを使っていますが、既存の商品で作る場合はZアングルなど、ライトのクリップが挟める形状の金具を取り付けると良いでしょう。

取り付けるクリップスタンドの種類により、クリップで挟めるものの大きさが異なるので、事前に調べるか、わからない場合は1cm以下の厚みに抑えておけば大体どのクリップスタンドにも対応できるでしょう。

おわりに

といった感じで、今回は下駄箱の下に収納可能な移動式の水棲亀飼育ケージを自作方法を紹介しました。

記事作成時点(21年12月11日)、このケージでニホンイシガメを飼育してからかれこれ3ヶ月ぐらいになりますが、今のところ食欲もあり、見た目にも元気に飼育できています。

また実際では、ご紹介したケージをそっくりそのまま再現しても、お住まいのお家の玄関の仕様や生体の大きさによって適用できなかったりすると思います。

あくまで似たような設備を自作される際の参考程度にして頂ければ幸いです。

 

 

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