DIY初心者におすすめの電動工具 マキタ 仕上げサンダーM931の紹介
YouTubeのDIY動画で度々登場するマキタの仕上げサンダーについて、いつも使うところだけ見せてさらっと流していたので、電動工具のレビュー記事にしてみました。
先に言っておきますと私はマキタ信者なので、記事内に偏見が多分に含まれていること予めご了承下さい。
仕上げサンダーの特徴
仕上げサンダーとは、本体に取り付けたサンドペーパーを細かく振動させて、材料の表面を高速でヤスリ掛けする電動工具です。
電動サンダーにも色々種類がある中(ランダムサンダー、ベルトサンダー等)で比較しても、低速で研磨面が広いので、特に木材や樹脂などの表面仕上げ加工に適しています。
個人的にはDIYをする中で、電動ドライバーに次いで2番目に作業時間短縮に貢献する電動工具と言っても過言ではないと思います。
購入優先順位的には、電動ドライバー > サンダー > 丸鋸 or ジグソー ぐらいですね。
ちなみに「仕上げサンダー」で検索してもほぼマキタの電動工具しか出てこないので、マキタ以外のサンダーを調べたい人は「オービタルサンダー」で検索した方が良いでしょう。
プロ用工具 BO3710との違い
マキタのサンダーを検索するとよく一緒に上位に載っているBO3710ですが、結論から言って、BO3710とM931に性能の違いはほぼないです。
BO3710 | M931 | |
電動機 | 直巻整流子電動機 | 左に同じ |
電圧 | 単相交流 100V | 左に同じ |
電流 | 2A | 左に同じ |
周波数 | 50-60Hz | 左に同じ |
消費電力 | 190W | 左に同じ |
パッド寸法 | 93 mm × 185 mm | 左に同じ |
サンディングペーパー寸法 | 93 mm × 228 mm | 左に同じ |
回転数 | 11000 (回転/分) | 左に同じ |
本機寸法 | 253 mm × 92 mm × 154 mm | 左に同じ |
質量 | 1.5 kg | 左に同じ |
振動3軸合成値 | 3.5 m/s2 | 左に同じ |
材質や製品の耐久性についてはBO3710の方が良いようなのですが、正直M931でも事足りている感はあります。
ホームセンター店員談によると、BO3710といったボディカラーが青色なものは業者用、M931のような緑色のボディは一般家庭用の扱いのようです。
また、ホームセンターで購入する場合はM931の方が取り扱いが多いようです。
私もBO3710を購入しようとして取り扱いがなかったので、店頭にあったM931の方を購入しました。
ちなみにネット価格はM931の方がBO3710より1000円程度高い傾向があるようです。
M931のレビュー記事を書いていて何ですが、急ぎで使う用がなく、ネット通販で購入するつもりならM931を購入する理由がありません。
M931とBO3710のどちらかで悩んでいる方は、お値段が同じならプロ用のBO3710を購入した方がお得感が強いのでオススメします。
私は急ぎで使う予定があったので、店頭に在庫のあったM931を選んだよ(急いでいた理由は後述・・・)
M931の使用感
研磨性○(綺麗な仕上がり)
仕上げサンダーの名称通り、2×4材やOBSなどの平らな木材の表面加工に適した電動工具なので、木材の表面を均一にツルツルに仕上げる能力にかけては文句なしです。
ただ、取り付けるサンドペーパーの粗さによりますが、木材の切り口を削って寸法を調整するのには多少時間がかかるので、表面ではなく、数mm以上削るような作業をするときは、ベルトサンダーなどの工具を使ったほうが早いと思います。
作業性○(安定していて腕が疲れにくい)
作業中も変にブレることなく安定感があり、2時間作業してても手が疲れることはなかったです。
ただし腰はやられたので、腰に負担にならないよう、適切な高さの作業机の上で作業しましょう。
サンドペーパーはクランプ式ですぐに交換できますが、新品で購入するとクランプが固かったりするので、交換にちょっと力が必要かもしれません。
ダストバッグは平面で作業する分にはそれほど邪魔に感じませんが、曲面作業をする際は材料と干渉する事があります。
吸塵性△(普通)
研磨時に自動で吸引が開始され、程よく吸引し、粉塵が舞うのを抑制してくれます。
ただ集塵機能の限界なのか、多少木材側に削り粉は残りますので、塗装の前にウエスなどでしっかり粉を落とす必要があります。
少なくともマキタのハンディ掃除機より低い集塵機能と思ってもらった方が期待を裏切らずに済みます。
なお、ダストバッグは取り外した状態でも使用する事ができます。過去に取り付け忘れて使いましたが、足元が粉だらけになるのでおすすめはしません。
耐久性○(少なくとも使い始めて1年は保っている)
BOSCHのPSS200Aよりは確実に良いです。
実は電動サンダーの購入はM931で2台目でして、1台目のBOSCH PSS200Aは新品で購入してから3分で故障して動かなくなりました。
作業中にいきなり動かなくなったので、急ぎ近くの店舗まで走って購入したのがM931です。
他にもBOSCHのレーダー計測機を持っていますが、スライドスイッチがバグってたまに反応しないので、おそらく今後の人生でBOSCH製品を購入することは2度とないでしょう(激おこ)
マキタのM931は今年で2年目になりますが、踏んでも落としてもバリバリ現役です。
BOSCHの製品のおかげでマキタ信者になったので、その点では感謝してるよ(激おこ)
純正のサンディングペーパーは不要。市販品でも十分使える。
マキタの純正サンディングペーパーはクランプ式またはマジックファスナ式が用意されていますが、市販の数十円のサンドペーパーをハサミで3分割して、適当に吸気口の穴を開ければ普通に使えます。
取り扱い説明書では、ペーパーに吸気口を開けるため、別売りのパンチプレートを用意するとありますが、穴の位置さえ合っていればドライバーやハサミの先端で十分対応可能です(別売り買うの面倒ですし・・・)。
というか個別工具の別売り品なので、売り場面積の関係上、純正のサンディングペーパーは小規模なホームセンターに売っていない事が多いです。(少なくとも近所のホームセンターは全滅でした)
まとめ:木材でDIYをするなら1個は持っておきたい
といった感じで、今回はYouTube動画上であまり触れていなかったマキタの電動サンダーの紹介をしました。
過去に本棚用のディアウォールを作ったときは手動で紙やすりをシュコシュコしていたこともありますが、一度電動サンダーを使ってしまうと、2度と手動でヤスリ掛けしようと思わなくなるぐらい便利な電動工具です。
電動工具自体が結構高いのでそうやすやすと買えませんが、徐々にマキタ製品で揃えてみようと思うので、また増えたらレビューしてみようと思います。