0dNpelAtERxMJ3DOyRO6abeykcvgf9SZIyHhiawd5Ks 生成AIを使って爬虫類を棚ごと飼育管理できるアプリを作ってみた|ささき家の休日
ものづくり

生成AIを使って爬虫類を棚ごと飼育管理できるアプリを作ってみた

ささき

爬虫類や両生類を飼育していると、一度はこんな経験ありませんか?

この子って前回いつエサあげたっけ?

確か3日前に掃除した記憶があるけど、どこのケージだったか忘れちゃったわぁ・・・

数匹ぐらいなら覚えられますが、5匹、10匹と爬虫類たちの飼育数が増えていくごとに管理の難易度が上がっていきますよね。

今回はそんな爬虫類たちの管理を楽にする画期的なアプリを生成AIを使って作ってみた話をまとめました。

現在iOS向けにアプリ公開中です。ぜひダウンロードして試してみてね。

 

現在の飼育管理方法の課題

これまで試したことのある管理方法

爬虫類たちを飼育するときに試したことのある主な管理方法は以下2種類です。

  • ペット用の飼育管理アプリ(はちゅログ)
  • スプレッドシート(Excel)

ペット用のお世話アプリは、ペットの種類ごとに給餌日や餌の種類、餌の量、脱皮をしたかどうか、フンを掃除したかなど非常に細かく記入できます。

昔は「はちゅログ」という、爬虫類お世話アプリとしては考えられるほぼ全ての機能が揃っている神アプリを愛用していたのですが、数年前からiOS版が公開終了してしまいました。

神アプリの公開終了からしばらくはPC上でエクセルを開いて管理する形で頑張っていましたが、いまいち視認性が悪く、リマインダー機能もないのでお世話忘れに気づきにくいという難点がありました。

そして何より記録のたびにいちいちエクセルを開く手間があり、だんだんと使わなくなっていきました。

スプレットシートにしてスマホから編集できるようにもしてみたけど、セル移動が面倒すぎて今ではGoogleDriveの肥やしになっちゃったね。

 

飼育ケージが増えるほど記録が面倒くさい

そうは言っても現在は20匹以上の爬虫類・両生類を飼育している状況、

自分の昨日食べたご飯すら覚えていないのに、数日前の餌の管理なんて私の頭でできるわけがないのです。

あぁ、凍牌のケイくんみたいな記憶力が欲しい・・・

引用:凍牌1巻より 100日分の食事内容を読み上げるケイくん。外食ばっかで健康に悪そう。

まぁないものをねだっても仕方ありません。

すでに失われし「はちゅログ」の代わりになるアプリを見つけるため、爬虫類用から犬猫用のお世話まで様々なアプリをダウンロードして試す旅に出かけました。

そしてしばらく試してみて気付いたのです。

 

あ、いちいち細かく記録するのがメンドイわこれ」

 

だったら自分用のアプリを作ろう

生成AIで簡単にオリジナルアプリを作れる時代

最近のAIさん(2026年5月時点)の進化はすごく、素人がパッと思いつくアプリ程度ならちゃちゃっと指示するだけで作れるらしいです。

ならいっそのことAIの力をがっつり借りて、私にとって最高にスマートで使いやすいアプリを作ってみようと思い立ちました。

はるか昔にアプリ開発を勉強しようとして3日で飽きた実績を持つ私でも、飽きる間もなく3日以内に作ってしまえば完走できるでしょう。

開発スピードの早さこそ最高のモチベーション維持方法です。

 

飼育アプリで使わなかった機能をがっつり消す

さて、いざ作り始めるとなると仕様を決めないといけません。

AIさんならどれだけ機能を盛っても文句も言わず作ってくれそうですが、それだと私が飽きるまでに完成しない可能性があります。

なら最初は、これまで試したアプリから私にとって不要だと思った機能を全部消すところから始めましょう。

私個人が不要だと思った機能は以下の通りです。

  • 各ペットの名前入力(強制)
  • 各ペットの写真
  • 各ペットの種別や体重、全長、性別記録
  • 成長曲線グラフやお世話シートなど分析結果
  • アプリ起動時のログイン

20匹以上も飼育していると名前をつけていない個体がちらほら出てきますし、ケージ内に複数飼育している場合はどの子がどんな子なんて識別はできません

また、ケージ内で逃げ回るペットを捕まえて身長と体重を測るなんて全種類やってられませんし、滅多に使わない身長と体重などの項目のために毎回たてになが〜い記録画面をスクロールしたくないのです。

まずはこれらのいらないと感じた機能を全部捨てます。

あくまで私がいらない機能であって、他のアプリをディスっているわけじゃないので誤解しないでね。

 

個体ごとじゃなくて棚ごとに管理しよう(機能紹介)

自分でがっつり使うアプリを考えた場合、真っ先に2つの要素を盛り込むことにしました。

  1. 使う人の脳を疲れさせないこと(直感操作)
  2. お世話で汚れた手でもさっと記録できること

1. 使う人の脳を疲れさせないこと(直感操作)

お世話するペットが増えるほど縦になが〜いスクロールになったり、高頻度に行う水換えを記録するために4回も5回も親指をトントンするのはスマートではありません。

なので「実際の飼育環境をそのままアプリに表示」、「お世話の記録までに3タップ以内」という2つの特徴にしました。

アプリの特徴1:爬虫類棚を撮影してアプリに表示。どこをお世話したかが一発でわかる
アプリの特徴2:アプリを起動してから記録完了まで3タップで完了

 

2. お世話で汚れた手でもさっと記録できること

通常の飼育アプリですと、お世話した記録をつける時に普段利用しているスマホからアプリを起動しますよね。

でも爬虫類のお世話をする時って水換えやケージ内の掃除とかで手が汚れていたりしませんか?

忘れないうちにすぐお世話の記録しようとすると、その汚れた手で普段使うスマホに触ることになりますよね。

それ、ちょっと嫌じゃないです?(潔癖症の魂の叫び

というわけで考えた結果、

機種変更で使わなくなったスマホを記録用として爬虫類棚に常設」し、「複数のスマホ間でアプリのお世話情報を同期」することで解決しました。

実際の使用例:古いiPhoneを爬虫類棚の近くに設置してすぐに記録できるように
アプリの特徴3:複数のiPhoneで同じお世話情報を表示(同一のAppleIDでサインインしている場合)

私は古いiPhone12 miniを汚れた手のまま記録して、普段使いのiPhone17で記録を確認するような使い方をしているよ。

 

爬虫類の棚ごと管理アプリ(ダウンロード先)

というわけで出来上がったのがこちらのアプリ(外部リンク)です。

爬虫類を棚ごと管理するための管理板という意味で、レプトボードという名前にしました。

無事にAppleの審査も通過し、2026年6月からAppStoreで公開開始しています。

  • ペットの給餌日を忘れたことがある
  • お世話は毎日しているわけじゃない
  • 多頭飼育なのでサクッと管理したい

そんな人は、ぜひ一度、レプトボードを試してみてください。

無料で利用できます

 

 

・・・え?なんで自分用のアプリなのにわざわざ公開したのかって?

そりゃせっかく作ったアプリなので他人にも使って欲しいですし、

AppStoreに公開しないと最長でも1年しか使えない制約があるので、公開して無期限に使えるようにした方が楽できるからですよ

ちなみにアプリを公開せずに使い続けようとすると、1年ごとにアプリを再インストールしないといけないし、Appleの開発者として毎年1万円ちょいの費用がかかるよ。

 

アプリでできること、対応していない機能一覧

アプリの機能として対応しているものをまとめると以下の通りです。

機能対応概要
写真の登録爬虫類棚をパシャっと撮って登録
ケージ管理棚の中に自由にお世話ボタンを配置
個体管理爬虫類の種別ごとに登録すれば簡易な個体管理も可能
基本のお世話記録水換え、給餌、掃除などが記録できます
詳細なお世話記録×個体のモルフ、性別、体重や身長は記録できません
お世話の履歴各ケージごとに30日分のお世話履歴を確認可能
リマインダー通知お世話日から任意の日数が経過したらプッシュ通知
同一IDのスマホ間同期同一のApple IDの端末同士でアプリデータを同期
別IDのスマホ間同期×別々のApple IDの端末同士は同期できません
データの出力アプリ画面のスクリーンショットを共有できます
アプリでできること、できないこと一覧

 

一応個体ごとの管理もできるんだね。

こんな感じに棚の写真の代わりにペットの写真を撮って、お世話する場所ごとに領域を設定するような使い方もできるよ。

こういう使い方もできる例ってだけで、積極的にアピールするようなことはしないけどね。

お世話する場所ごとにお世話領域を設定した様子

 

よくある質問

無料で使えますか?

無料です。また今後、課金要素を追加する予定はありません。

Android版はありますか?

ありません。また今のところ、Android版を作る予定はありません。

お世話のデータはどこに保存されますか?

iCloud同期機能がONの場合、iCloud領域に保存されます。
アプリを消してもお世話データは消えません。

iCloud同期機能がOFFの場合、端末内に保存されます。
アプリを消すとお世話データが消えますのでご注意ください。

ブリーダーですが営利利用は可能ですか?

OKです。

欲しい機能の要望やバグ報告はどこに言えばいいですか?

何かあればアプリ開発元の問い合わせページ(外部リンク)か、私のXアカウント(外部リンク)までお願いします。

 

飼育管理は「記録」より「続けられること」が大切

といった感じで、今回は自作の飼育管理アプリ「レプトボード」を紹介しました。

元々のきっかけが「既存のアプリだと面倒くさくて記録が続かなかった」から「記録を続けられることを最優先にする」ために作ったアプリなので、かなりシンプルなアプリになったと思います。

この記事が7月の初めに投稿されるので、リリース前の期間も含めて約2ヶ月使い込んでますが、個人的には大満足の出来栄えです。

最近はほぼ素人でも生成AIで一気に作って、細かいところはバグを発見しながら数十回手直しするだけでそこそこ使えるアプリができるので、非常に良い時代になりましたね。

今後も何か思いついたら気軽に作ってみます。

こんなのが欲しい!とかあればぜひコメントしてみてね。

 

 

ABOUT ME
ささき
生き物用の設備を作って楽しんでるサラリーマンです。最近の推しはカラカネトカゲ。
記事URLをコピーしました