ミルワームの飼育をする際に、どの餌が一番成長速度が早くなるのか実験してみました

昆虫
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爬虫類用の活き餌として非常に優秀なミルワームですが、繁殖効率を上げるのに最適な餌が何なのか気になったので、実際にミルワームを使って実証実験をしてみました。

※この記事は虫成分多めなので苦手な方は是非この機会に見ていって下さい。

まとめ動画

文字が嫌いな方はYouTubeで動画も公開していますので是非。

 

そもそもミルワームとは?

チャイロコメノゴミムシダマシという南米産の昆虫です。
穀物を食べるので海外では食品害虫として扱われていたりするようです。

雑食性で穀物以外にも野菜や肉など何でも食べるので、数日おきに野菜クズを適当に与えるだけでも勝手に育ちます。

ちなみに成虫も幼虫も食べるものは同じでも良いので、繁殖ペースがほどほどでいいのであれば同じケージでも飼育できます。(共食いするのであまり増えませんが)

蒸れや寒さにはそこまで耐性がないので、日本の気候で年を通して屋外(プレハブとか)で育てることは難しく、基本的にエアコンの効いた屋内での飼育になります。

成虫になっても壁を登れないので、ケージの高さは床材から5cmほどもあればほとんど脱走のリスクはありません。が、昆虫は昆虫なので、もし同居人がいる場合は一言許可を取ってから飼育するようにしましょう。

 

ミルワームの飼育方法

◆必要な設備

最低限の飼育器具は以下の通りです。

  • 蓋付きの壁がツルツルした虫かご(20cm×15cm以上)
  • 保温器具(常時10℃代の寒い環境で飼育する場合)

ブリーダーじゃないので、小型爬虫類1匹程度を賄う分は小さな虫かごで十分足ります。
ある程度過密で飼育すると共食いで勝手に減るので、大量に増やしたい人は大きなケースを使うか、小さなケースを小分けしてください。

保温器具に関しては、常時エアコンが稼働している部屋であれば特別パネルヒーターなど用意しなくても大丈夫です。なんなら一時的であれば15℃前後の環境でも飼育はできます(成長が鈍化するのでほとんど増えませんが・・・)

◆床材

ツルツルした床でも飼育はできますが、幼虫は野菜クズから出た汁でも溺れ死ぬことがあるので、基本的にはあったほうが良いです。

特に小さなケージで飼育する場合は、床材を厚めに敷いて、立体的に動けるようにしてあげた方が共食いのリスクが減ります。

◆餌

生物が食べられるものは大抵なんでも食べれます。
ニンジンの皮、青野菜の切れ端、バナナ、キャットフード、金魚の餌などなど・・・

床材兼餌としてふすまを使っている人が多いです。

◆温湿度

25℃前後で育てていると割と活動的に動き回るのが観察できます。20℃を下回ると動きはしますが、成長が遅いです。

そこから温度を下げていくにつれて成長速度が落ち、長期間幼虫の状態が続くと成長不全でポツポツ死んでいく感じです。

湿度は50%以上あれば良い塩梅ですが、多湿にしすぎると餌がカビやすくなるので、蒸れるぐらいなら乾燥気味にした方が育てやすいです。乾燥した分、水分の多い野菜を入れて水分補給できるようにしましょう。

 

実験:色々な餌だけで1ヶ月育ててみた

検証初日の様子

ふすまを購入した時にふと気になったので、手元にあった色々な餌だけで1ヶ月飼育すると、どのグループが最も成長速度が早くなるのかを検証してみました。

  • A. ふすま + 昆虫ゼリー
    B. うずらの餌 + 昆虫ゼリー
  • C. 金魚のエサ + 昆虫ゼリー
  • D. 昆虫ゼリーのみ

基本的に水分補給のための昆虫ゼリーは全てのグループに入れています。

Dグループは実質的にブドウ糖だけです。

これらの餌と、サイズが同じぐらいのミルワームを30匹ずつ個別の容器に投入して、30日間の成長度合いを確認しました。

 

結論:一番成長速度が早い餌は”ふすま”

A. ふすま
B. うずらの餌
C. 金魚のエサ
D. 昆虫ゼリーのみ

1ヶ月後の結果は以下の通りです。

(A)ふすまと(C)金魚のエサはどちらも大きく育ちますが、(B)うずらの餌は油分が多いのかやや大きさにムラが見られました。(D)昆虫ゼリーだけに関しては明らかに栄養不足で小さいままですね。

(A)ふすまと(C)金魚のエサは優劣つけがたいですが、(C)金魚のエサのグループの中に小さい個体が確認できたので、満遍なく早く大きく育てたいなら(A)ふすまが効率良いです。

 

 

餌として育てるなら色々食べさせた方が良い

今回は実験的に単一の餌で飼育しましたが、
本来は飼育している生き物たちの餌として育てているので、栄養バランスを整えるのであれば、時々でも野菜や小魚など色々な餌を与えた方が良いでしょう。

私の場合は数日に1回ぐらいのペースで金魚の餌や水分補給も兼ねた野菜クズを与えています。

バナナ等も良いみたいですが、あまりに水分を多く含む塊を放置すると、夏場に腐ってすごい匂いになるリスクがあるので、薄めに切り取ったりして腐るより早く乾燥させるようにしましょう。

YouTubeチャンネルでは今回の実験以外にも、爬虫類用に色々DIYしたり、ミルワーム以外の生き物を育てたりしていますので、気になった方はぜひ覗いてみてください↓

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